宿を突然始めた日々 その 8 目の前の札束が50センチ移動!!
>これまでのあらすじ。
突然降ってわいたように宿を始める事に成った55。
銀行との交渉も終わっていたのですが売り主側の事情でお金は一銭も払っていないのに宿を経営し始めて二か月経過しました。
いよいよ売買契約締結までこぎつけました、、、
バックナンバー ーーーーーーー
①宿を突然始めた日々。その1 - ゲストハウス 民泊 泣き笑い
②宿を突然始めた日々。その2 - ゲストハウス 民泊 泣き笑い
③宿を突然始めた日々。その3 - ゲストハウス 民泊 泣き笑い
④宿を突然始めた日々。その4 - ゲストハウス 民泊 泣き笑い
⑤宿を突然始めた日々。その5 - ゲストハウス 民泊 泣き笑い
⑥宿を突然始めた日々 その6 - ゲストハウス 民泊 泣き笑い
⑦宿を突然始めた日々。その7 自己資金ゼロ無担保融資で旅館を買う方法! - ゲストハウス 民泊 泣き笑い
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11月の初めに不動産屋さんから売りに出た宿の話を聞いてその瞬間に「買います!」っと金の工面など全く根拠も無く言った55です。
売り主様が過去に上げて来た営業実績の数字を元に銀行との交渉もなんとかうまくいきました。
12月の初めには宿に単身乗り込んで業務を始めたのですが先方の事情で売買契約は先延ばしになっていました。
この間も55 は日銭を稼ぎながら他人名義の宿で商売をしながら過ごしていたことになります。
家賃も無し! 笑い
年末年始の営業も乗り越え財布にも少しのゆとりが出来て、2月の中頃になって売主様の相続の問題が解決したと連絡がありまして、いよいよ銀行での売買契約書の締結となりました。
銀行の会議室で融資担当者さん不動産屋さん司法書士さんを交えて契約書にやたらと印鑑を押しまくって契約書を交わしました。
宿の火災保険にもその場で加入し目一杯かけられるだけの火災保険に加入。
その後で銀行が運んできた現金は55の目の前に「ドン!」っと積まれてから売主様の手元へと50センチほど移動して全ての手続きが完了しました。
55はその札に触れる事さえなかったです、、、笑い
銀行と言うのは抜かりのないもので土地を担保に取り、火災保険をかけ団体信用生命保険にも加入させどんな事が起きようともトリッパぐれがない状態にするんですよね。
その瞬間から何が起きようとも銀行はびくともしないという訳です。
しかし!
何が起きようにもびくともしない契約の斜め上の事態がすぐにやってきました!!
それが東北大震災と福島の原発事故です。
こればかりはさすがの銀行も予想は出来ない大惨事で55の宿も絶望の淵に立たされることになりました。
一瞬先は闇といいますがまさにそれです、、、笑い