宿を突然始めた日々。その1
人生なんて何をきっかけに大きく動くか判らないもんだよね。
東北大震災の数か月前にその「何か」が55には突然やってきた。
11月の寒い日に以前お世話になった不動産屋さんが突然やってきてこんな話を持ってきた。
当時55は離婚調停やら何やらで心身ボロボロでおまけに家も失っておんぼろのキャンピングカーに寝泊まりするような有様で思い返せば人生でもどん底だったわけですが、、、
不動産屋「こんちわ。55さん○○っていう民宿知ってる?」
55「え?あ~知ってますけど、、、」
不動産屋「あそこがね売りに出たんだけど55さん買わないかな?」
55「ええ??外人さんが良く泊まってる民宿ですよね、、、」
不動産屋「そうそう、、、あそこはね今日売りにでたんで55さんにと思って、、、」
55「その話は他に誰か知ってますか?」
不動産屋「55さんだけです、、、まずは55さんにと思って。」
55「かっか 、、、買います!お金の根拠はないですけど、、、」
不動産屋「銀行紹介しますからなんとかなるでしょう!」
55「ありがとうございます。よろしくお願いします。」
思い返せばその時には宿はいったいいくらなのかも聞かなかったんですよね。笑い
どん底の日々に突然差し込んだ陽の光のように感じたのを今もはっきりと思えています。
ほんとに捨てる神に拾う神です!