ゲストハウス 55 

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民泊新法から1ケ月経過 届け出は5000件

 

新しい法律が動き出して1ケ月が経過しました。

いまだに届出件数は低調に推移しているようです。

 

出る釘は取り敢えず叩くのは日本のお家芸ですが叩きすぎで子羊が全滅しかねません!

 

 

届け出を受けている行政側も煩雑な手続きに受付が間に合っていないと言う始末です。

 

オリンピックの宿不足と今後日本で爆発的に増加すると予想される空き家対策を狙った民泊は新法制定により一時的に機能不全を起こして居ます。

 

もちろんある種の規制が必要な事は理解出来ますが、認可のハードルを上げすぎれば本来の目的を達成する事も出来ないと思います。

 

アメリカのエアビーではホストの三割が民泊を始めてみたけれど一度もゲストが泊まった事がないと言うデータが出ている。

↓↓↓

 http://airbnb-start.com/post-4586/

 

エアビーに物件を上げればすぐにゲストがやって来るとはならないんですよね、、、

 

もちろんビジネスとして考えれば勝つ人も居れば敗者もいます。

 

日本もそうなりつつあるし、新法制定で営業日数の制限が厳しく掛かっているので利益らしい利益を民泊で望むのは難しくなって来ている。

 

民泊をやっても誰も来ないかもしれないのに様々なハードルをクリアする事を求められる現状では素人がやってみようと思っても諦める人もかなりの数に上るだろう。

 

プロ民泊オーナーに集約されて行くのかも知れない。

 

それはエアビーの本質的なシェアリング文化とは異質な方向だろう。

 

現在は民泊の営業日数の制限を外そうと簡易宿泊所登録に殺到しているが以前は保健所も分からないことが有れば一つ一つの問題に答えてくれたり対応してくれていたが最近は「自分で調べて完璧に条件をクリアしてから申請しろ!」と方針を変えつつあります。

 

役所はコンサルタントじゃねーと言うことなんでしよう。

 

「やつてらんねえー」っていうお役人さんの気持ちも分かります。

 

55の街にも合法なゲストハウスが増えていますがそれぞれの競争が激化して素泊まり料金が横ばいから下落方向に動いています。

 

今年の7月だけで見ると来年の売り上げ三割減という数字で推移しています。

 

三割減っていうのは雇われならくびだよね、、、笑い

 

最近見かける素泊まり一泊900円とかいう破滅的な値段には落ちては居ないものの採算が取れない価格を割り込む恐怖が脳内を吹き荒れて居ます。

 

さて先ほどおよそ三割のエアビーホストかまだ一度もゲストを迎えたことがないと言うアメリカのデータを出しましたが55も宿を買って始めたばかりでお客様が居ない時に「いくら安くても誰かに泊まって欲しい!!」と思って今思えば採算など度外視の値段を出したことがあります。

 

だから55には始めたばかりの人の気持ちが痛いほど分かります。

 

今後届出を受けた民泊が始めたもののゲストがやって来ないという状態になれば当然「いくらでもいい採算など構わない価格」が多数出て来ると予想されます。

 

今後しばらくは宿泊料金の二極化は続くと55は考えて居ます。

 

深刻なのは低価格路線の宿である事は間違いないです。

 

掃除して布団を敷いて待てば暮らせる宿屋の時代は終わったと思います。