ゲストハウス 55 

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深夜3時半に朝食を希望されたんですけど、、、汗

宿に直接電話が来て予約を受ける事って最近はほとんどなくなりました。

 

インターネットの普及で空室検索や食事の有る無しを調べてご自身で判断を下すお客様が増えているからです。

 

特に3年前ぐらいから急激にインターネット経由の予約がほとんどになって来ています。

 

海外からの観光客の場合は電話でのお問い合わせというのは限りになくゼロに近いと言えます。

 

しかし、しかしですよ、、、

 

日本人の高齢者でインターネットを利用出来ない層は従来通りの手順で宿を探そうとします。

 

地元の観光協会に電話を掛ける→宿の電話番号を聞き出す→直接電話で予約をする。

 

もちろん直接電話していただければ予約サイトに15%とか手数料を取られる事も無いのでありがたいのですが宿のサイトなども見ていないですから電話での会話でやり取りをすることになります。

 

今回は数日前にもお問い合わせをいただいたTさん(仮名)からの電話でした。

 

Tさんのご希望は宿泊した日の翌日に登山をするので二食付きの宿を探しているという事でしたので「55の宿は素泊まりですから他を探した方がTさんの為ですよ」とお答えして数件の宿の名前を伝えて最初の電話は終わりました。

 

どこか空いているといいなぁ~と55は思ったのですが今日再度電話があってこんな会話をしました。

 

T  「先日お電話したTですがやはりお宅にお世話になりたいのですが、、、」

55「お日にちは確か7月19日1泊でしたよね」

T  「そうです、なんとか二食付きでお願いしたいのですが、、、」

55「??? Tさんうちは素泊まりなんでやはり他を当たったほうがよろしんじゃないでしょうか?」

T  「あちこち電話したのですがなかなか見つからないもので、、、」

55「Tさん、、お食事を諦めて素泊まりであればご予約を承りますが、、、」

T  「簡単な朝食だけをお願い出来ないでしょうか?」

55「そうですか、、、ではパンとサラダ程度でよろしければご用意させていただきますが、、、」

T  「ありがとうございます。」

55「翌日の登山は何時に宿を出られるご予定でしょうか?」

T  「今回は朝の4時には出発したいと思っています。」

55「ええ??っと朝の4時発という事ですと朝食は3時半ぐらいですよね、、、」

T  「はいそれで結構です。」

55「申し訳ございませんがTさま、、、朝の3時半に朝食は無理ですのでやはり他の宿をお探しいただけないでしょうか?、、、」

T  「そうですか、、、」 、

 

業界ではこうしたパターンを<ミスマッチ>と呼んでいます。

 

お客様が望まれるものと宿側が提供しているものがかみあわないという事です。

 

インターネットからの情報を集められる層はこのミスマッチが起きにくいような気がします。

 

写真やレビューや宿泊代金を事前に検討出来ますからね。

 

しかし、実際に現在もインターネットで予約をするという事が出来ない人たちがいてそうしたお客様とは上記のような会話が繰り返される事になるんですよね。

 

 朝の3時半に朝食希望…、Tさん!それは無理です…、笑