ゲストハウス 55 

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宿を突然始めた日々 その6

>これまでのあらすじ。

突然降ってわいたように宿を始める事に成った55。

銀行との交渉も終わっていたのですが売り主側の事情でお金は一銭も払っていないのに宿を経営し始めて二か月経過しました、、、

 

 バックナンバー  ーーーーーーー

①宿を突然始めた日々。その1 - ゲストハウス 民泊 泣き笑い

②宿を突然始めた日々。その2 - ゲストハウス 民泊 泣き笑い

③宿を突然始めた日々。その3 - ゲストハウス 民泊 泣き笑い

④宿を突然始めた日々。その4 - ゲストハウス 民泊 泣き笑い

⑤宿を突然始めた日々。その5 - ゲストハウス 民泊 泣き笑い

 

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55が宿を始めてしばらくはお客さんが居ない寂しい状態でしてがすぐに年末年始がやって来ました。

 

予約サイトから予約が入る度に大喜びしました。

 

ほんとに嬉しかったですね、、、

 

自己資金ほとんどゼロでこの売り上げが全てでしたから本当に感謝感激でした。

 

おもてなしで年越しそばや初詣、その帰りに年末年始は二十四時間営業してる日帰り温泉にお客さんを何度も送迎しました。

 

元旦の朝はお雑煮バイキング無料サービス!

 

アドレナリン出まくり! 笑い

 

約8年経過して今それを出来るか?っていうと「ちょっと無理!」ですね。

 

基本一人で対応のワンオペですから出来る事には限度があります。

 

出来る範囲内でやれる事をやるのが一番かな?と思う55です。

 

年齢も当然始めた時より10歳近く歳食った訳で宿業も若さは重要だなぁ~としみじみ感じます。

 

そんなこんなで初めてのお正月商戦も大入り満員で乗り切りました。

 

小さな宿とはいえ1週間近く満員で稼働するとお財布にもゆとりが出ました。

 

この財布のゆとりって非常に重要で食うや食わずだと人間って心にゆとりが持てないんですよね。

 

55の宿は冬場は観光客も減ってきますが始めたばかりの頃よりも予約数もだんだん増えて来ました。

 

助かったのは近所の工事関係の職人さんが3か月間6人で泊ってくれたことです。

 

しかも2食付き!!

 

55は飲食のバイトはしたことは有りますが宿の食事は作った事がないので地元の喫茶店のマスターに聞いたりしながら毎日買い物、下ごしらえと忙しくしていました。

 

 

宿の売買契約に関しては売主さん側の相続問題がこじれてなかなか売買契約には至りませんでした。

 

全く1円も払わないで宿の経営をしていると言う普通の常識では考えられない状況でしたが売り上げは全額55が貰っていましたし、先方側の事情なんで取り立てて急ぐ理由も無いので気にはしていませんでした。

 

55は素人でしたので旅館業免許についてもその時は知らないので前のオーナーさんの免許のまま営業をしていたと言う事になります。

 

これは厳密にいえば明らかに違法ですね。

 

これがのちのち大きな災いとなって55に襲いかかる事になります。

 

これまでも55の人生は何度も大きな夢が手のひらに載ったかと思うと、するっと指の間からこぼれて落ちてしまう事が何度もあったので、今回こそ今度こそと文字通り死にもの狂いで働いて居ました。

 

しかし、、、神は非情にも大きな試練をまたも55に与えてくださる事に成ります。

 

それが東北大震災と東電福島原子力事故です。

 

大震災までは残り2ヶ月となっていたのですがアドレナリン出まくりの55にはそんな悪夢が迫って居ようとは想像だに出来ませんでした、、、続く

 

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