マンション管理組合が民泊へGO!! いきなりマンション価格が8倍に値上がり!!
55が現地からレポートします!!
民泊新法で事実上マンションでの民泊はほとんど出来ない状況に追い込まれています。
管理組合の承認など出るはずがないからです、、、
ご自身がマンションの丸ごとのオーナーでない限りはほとんどマンションで民泊をすることは出来なくなってしまいました。
ところがです、、、、
管理組合が率先して民泊を推進するという決議をして民泊業界に驚きが走ったのをご記憶でしょうか?
そうですこの民泊推進を議決したマンションはバブル時代に数十棟のリーゾートマンションが建設された新潟県湯沢町にあります。
当時は持ってるだけで転売すれば濡れ手で粟で稼げるという投資案件でしたがバブル崩壊がそれを許しませんでした。
今湯沢近辺のリゾートマンションはバブル期のババ抜き大会でババをつかまされて身動き取れない人と、都会では年金で暮らせないので湯沢のタダ同然のリゾートマンションを買ってでひっそりしている老人だけという構図です。
NHKなどでも特集された10万円で買えるリーゾートマンションはかなり話題にもなりましたし衝撃でもありましたよね。
そこに登場したのが民泊です。
民泊新法が制定される前はほとんど無料ともいえるリゾートマンションの多くの部屋が民泊になりました。
昨年末には100室程度が民泊物件として多くのスキー客に利用されていました。
新幹線で東京からも近いし湯沢は温泉もあるしスキー場は数えきれないくらいありますからね。
苗場スキー場の周りにもリゾートマンションが15棟ほどありますが昨年のスキーシーズンには民泊で手ごろな宿泊代金でスキーを楽しめるという事で多くの外国人観光客がやってきました。
苗場プリンスにももちろん外国からスキーヤー来ていますがやはり腐っても苗場プリンスはお高いですから民泊は大人気でした。
夕食時は街場の飲食店は大混雑でしたが民泊新法が施行された現在ではリゾートマンションを使用した民泊はすべて消えてしまいましたので今年の冬はまた元の寂しい街に戻ってしまう事でしょう。
さて今回55が見て来たエンゼルリゾート湯沢ですが岩原スキー場の真ん前に位置します。
岩原(いわっぱら)スキー場は根強い人気のスキー場で華やかさこそ有りませんが多くのスキー客がシーズンにはやってきます。
新幹線の湯澤駅からもさほど遠くも無く関越湯沢インターからも近く交通の便は最高です。
全国でも先駆けてエンゼルリゾートが民泊推進を宣言したのですがその結果一目でわかる変化が起きました。
ほとんどのリゾートマンションが10万円とか実際には地元民の間では無料で取引されていたのですがエンゼルリゾートはすでに8倍の80万円という値段がついています。
「マンションもらってくれないかな??」と55も良く声を掛けられました、、、笑い
これは実話で無料でも貰い手がいないマンションがごろごろしてます。
管理費の負担に耐えられないので誰でもいいから貰って欲しいというのが実情なんですね。
10万円という価格は無料にしてしまうと不動産屋さんの手数料もゼロになってしまうので仕方なく10万という数字が付いているだけで実質的な価値はゼロという事です。
それがエンゼルリゾートの物件は一気に8倍!!! 笑い
2DK で80万円です!
おまけに人気になって物件ももうほとんど売れてしまっています。
民泊が不動産価値を下げると言っている人が居ますが民泊で無価値でゴミ同然だったマンションに8倍の値段が付き買いたくても買えない人気物件となっているのです。
エンゼルリゾート湯沢 -- (株) ゆざわ商事 --(部兼情報)
驚いたことにオートロックは停めてあり誰でも入れるようになっていますので民泊には最高です。
フロントは有るのですがスタッフが常駐しているわけではなく非常の際には電話で受け答えをしてくれるようです。
フロントではこの用紙に名前とか記入してチェックイン完了のようです。
ロビーの半分はゆったりとしたスペースで大型のマッサージ器も2台設置されていました。ウインターシーズンになればこの窓からは綺麗な雪景色とその先にはスキー場が見渡せます。
民泊の代行サービスもエンゼルリゾートさんが一括して代行もするので経験の無い方も安心です。
こうしてバブル期に林立したリゾマンの中でたったの1棟ではありますが民泊推進に舵をきったエンゼルリゾートには是非成功して欲しいと願っています。
スキーシーズンでも多くのマンションは真っ暗で幽霊屋敷のような惨状ですし、スキー場も長引く不景気で日本人にはスキーやスノーボードは高値の花というのが現実で全国のスキー場でも外国人観光客が来なければ維持出来ないという話も良く耳にします。
外国人観光客誘致に成功した野沢温泉スキー場などは「ここはスイスか?アルプスか??」というほとの人出で大混雑しています。
当然多くの民泊物件がその需要を後押ししています。
湯澤町も多くのスキー場を抱えた素晴らしい街なのですが民泊新法でせっかく昨シーズンなどは賑わいを取り戻しつつあったのですがこの流れはひとまずブレーキが掛かってしまいました。
地元の飲食店もまた閑古鳥に逆戻りです。
唯一アクセル全開のエンゼルリゾートさんが成功すれば後に続くリゾートマンションもきっと現れる事でしょう。
エアビーがフランスで実験している実証実験がこうしたマンションに導入されれば館内で営業する全部の民泊の売り上げの約30%が管理組合に入ることになります。
そうすれば管理費を安くすることも出来ますし上手くやれば管理費無料という事も夢ではありません。
成功例が出だせば頑固な管理組合も民意に押されて民泊推進に舵を切りだすでしょう。
この影響は全国に波及するかもしれません!!
「がんばれエンゼルリゾート湯沢!」
今年の冬にはここが実際にどんな風に稼働しているかもまた報告します。