ユダヤ人の帽子キッパー
ドイツの政府高官がユダヤ人の習慣について自粛するように求めて波紋が広がっている。
ユダヤの人たちが頭にちょこんと乗せている小さな帽子キッパー。
神に対するとき頭を隠すのが神への礼儀と言う考えだと聞いたことがある。
日本の場合には神聖な場所では帽子を脱ぐという真逆の習慣なのでなかなか理解が難しい。
礼拝の際などには必ずかぶるキッパーですが高まる反ユダヤ主義の前にドイツの政治家がドイツ国内のユダヤ人たちにキッパーを被らないようにと言う趣旨の発言をしてそれに対してユダヤ社会からの大きな反発が広がっている。
「ドイツは再びユダヤ人にとっては安住の地ではないんだ、生活習慣にさえ自由は許されないのか?」と言う強い反発 です。
政府高官の発言の趣旨は避けられるトラブルは避けようと言う発言だと思われすがこと宗教が絡むとなかなか「あーそうだよなあー」とは行かないんですね。
同様の流れとしてはイスラム教徒の女性が身に付けているヒジャブがあります。
さすがに日本ではイスラム原理主義者が身に付けているブルカと言って全身を覆い尽して目だけが出ているようなものは見かけませんがヒジャブの女性は時折55の宿にも現れます。
ヒジャブと言うよりはスカーフで髪の毛を包んでいると言う感じです。
世界的に一部の過激な思想に走る人の行動が一般の人々の信仰に基づく服装にまで影響を及ぼしているのは悲しい事です。
先進国でますます格差が広がりその原因が移民や異文化の流入だと考える人達は日に日に増えているのかもしれません。
さらに大きな宗教対立に発展しないことを強く願います。