スキー場の未来を支える外国人。
1週間スノーボードをして来ました。
昨年末の雪不足が嘘のような毎日が豪雪というパウダー祭りの1週間でした。
スキー場のホテルの宿泊客はほぼ大陸系の人々で大賑わい。
今年は日本人は日帰りしか居ないという現状です。
今年の傾向としては道具もウエアも自前の外国人スノーボーダーが増えました。
かなり金をかけてます!!
昨年まではレンタルが多かったのですがニューモデルのボードとウエアを随分見かけました。
ホテル内のレストランも昼時や夕食時は長蛇の列で大賑わい。
「もしこの外国人達が居ないとほとんどゴーストタウン??」そんな事を感じました。
日本中のスキー場がいまや外国人客を呼べなければ終わりという状況ですから来てくれない日本人を呼ぶより来てくれる外国人スキーヤー誘致が生き残りのカギでしょう。
第一次スキーブームで大量に作られた日本のスキー場はリフトや施設などが老朽化して更新時期が迫っていますが外国人スキーヤーを取り込めれば巨額な投資が必要なリフトの更新なども可能になるでしょう。
ソニーの御曹司が300億円投じたバブルの申し子のような新井リゾートもあっけなく倒産した後、ロッテの資本でリッチな外国人客を狙っての超高級路線で再起を果たしました。
リフト券が一日 6千円~8千円 という事で日本人客は躊躇するお値段となっております。
和食レストランでランチした時の写真ですが軽くビール飲んで5000円を越えます、、、笑い
ざっくりと言えば1週間家族4人で新井リゾートを満喫すると100万円~150万?って世界ですね。
新井リゾートは丸ごとの山をそのままスキー場にしたような特殊なスキー場で日本でも屈指のパウダースノーを楽しめます。
最近バックカントリーという言葉が時折スキー場での遭難のニュースなどで流れますが新井リゾートはゴンドラでバックカントリーまで全員もれなく運んでくれる夢のようなスキー場です。
天気が崩れればスキー場内でも遭難の危険が付きまといますのでお子様ずれのご家族には個人的にはお勧め出来ません。
転倒すれば起き上がることも出来ないような深いパウダーランが売り物です。
55の連れはカナダのスキー場でも働いた事があるのですが新井で転倒して深雪にハマって脱出に30分ちかくかかって「死ぬかと思った、、、」とぼやいてました。笑い
そうそうリフト券で思い出しました。
リフト券と言えば不正乗車をしようとする人が居るのですが行きつけのレストランで聞いた 不正乗車の手口 にちょっと衝撃を受けました。
4人で1枚のリフト券を買う→一人目Aがそれでリフトに乗る→Aがリフトに乗ってしばらくしてリフト券を下に投げる→Bがそれを拾ってリフトに乗る→Bもしばらくするとリフト券を下に投げる→Cが拾って、、、
ご苦労様です、、、笑い
「滑らないただの見物だからタダで乗せろと1時間近く粘る」という某国のお客様とかも多いようです。
スキー場も苦労が絶えないですね。
日本の雪質は世界でも屈指のレベルですので今後外国人観光客を100倍程度に増やせればスキー場も賑わいを取り戻せる事でしょう。
2倍3倍ではなく100倍ですよ100倍!! 笑い