死者が倍増??エベレスト2019 BBC
日本ではほとんど報道されないがエベレスト登山でまだ5月だというのに昨年1年間の死者総数を越えてしまったというニュースをBBCが報じている。
このまま推移すると死亡者が倍増という異常な事態ですが何が起きているのでしょうか?
5月19日の日曜日にイギリス人の登山家フィッシャーさん44歳がエベレスト登頂後に亡くなって2018年のトータルの死者数を越えてしまいました。
一つの原因とされるのがエベレスト山頂付近の大渋滞です。
今回下山中に死亡したフィシャーさんはかねてからデスゾーンでの登山者の渋滞に関して警鐘をならしていた人物で自らの警告を自身の死という形で証明することになってしまいました。
大げさに言うと山手線のラッシュ並みの大混雑ですので衝撃的な写真を是非ご覧ください。↓
この写真を撮影した人がこの大渋滞をクリアして山頂までたどり着けたとはとうてい思えない混雑ぶりです。
ただでさえエベレスト山頂付近では時間と酸素残量との戦いになるというのに登頂を果たして下山してくる登山者とこれから山頂を目指す人が交錯するのですから大きく時間をロスするのは素人でも想像がつきます。
渋滞が無ければ余裕で登頂できた人も30分1時間と予定時間から遅れてしまえば仮に登頂を果たせたとしても酸素の残量などから下山に大きな危険を抱えることになります。
実際にアイルランド人登山家が下山中に数日前に死亡しています。
エベレスト登頂を目指す人が増えて2019年の山頂登頂者数はすでに2018年の807人を超えているという。
当然事故も死亡する人の数も増えるというのが現実なんですね。
それにしても世界の最高峰へ長い長い登山者の列が続くという光景を見るとエベレストに登る気力がそがれますね。
それでも人はエベレストを目指すんですよね。
合掌