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中国の海洋覇権戦略!! CNN

 

 

中国が全世界規模で進めている覇権の拡大がオーストラリアの沖合の島々にもひたひたと迫っているようです。

 

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日本ではラグビーなどでおなじみのサモアやトンガやツバルやソロモン諸島です。

 

中国が巨大な紐付きの有利子財政融資をこれらの諸国に続けているようです。

 

この地域の島国はオーストラリアとの長い信頼関係でつながりがありましたがその信頼関係に中国マネーがクサビを打ち込むという構図です。

 

オーストラリア政府も長いスパンでこの地域の政治的な安定や教育や医療などに莫大な投資をしてきました。

 

そのほとんどが無利子の投資援助です。

 

しかし中国の支援はそれとはまったく異なります。

 

中国の支援のほとんどが道路建設や政府系のビルの新築、港湾工事や新しい道路の新設といったインフラに限られているようです。

 

そのほとんどが有利子の投資になっていてオーストラリアからの無担保融資とは全く別の性質の投資となります。

 

人口も少ない小さな国々に巨額な債務が積み重なっていると言う構図になっています。

 

もちろん巨額な投資によって地域の暮らしが良くなったりするのは大歓迎ですがいつの間にか借金で首が回らなくなるのでは?というのが今回のCNNの記事の内容です。

 

中国からの融資が焦げ付けばどのようなことが起きるのか国際政治に素人の私たちにも容易に想像がつきます。

 

やがてこうした国々は中国の巨大な覇権下に収まっていくと言うことになるでしょう。

 

もちろん中国の狙いは豊富な天然資源である事は容易に想像がつきます。

 

かつて日本軍がこうした島々をめぐってさまざまな天然資源を求めて戦ったのを考えれば容易に答えが導き出せます。

 

中国が巨額な資金を投入し移民を送り込み政治的にも経済的にも影響を及ぼそうと言う目的がはっきりと表れています。

 

危機感を抱いたオーストラリアの政治家たちが前にも増してこれらの島国を訪れているようですが時既に遅しと言う雰囲気ですね。

 

全世界で行われている中国の財政投融資は詰め将棋のように着実に効果を上げ自らの陣地を広げているようです。

 

edition.cnn.com