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日本はもはや後進国? Newsweek

<日本は「かつて豊かだった」のではなく、もともと貧しかったのだ。事実、日本の労働生産性の順位はこの50年間ほとんど変わっていない。昔から傑出した技術大国であったという自らの「勘違い」に向き合わねば、日本経済はトンネルを抜けることはできない>

 

日本経済はバブル期に一瞬だけ輝きを見せたがその後の30年間ですべてを吐き出してもともと貧しかった島国へと戻ってしまった。

 

日本の労働生産性は先進各国で最下位(日本生産性本部)となっており、世界競争力ランキングは30位と1997年以降では最低となっている(IMD)。平均賃金はOECD加盟35カ国中18位でしかなく、相対的貧困率は38カ国中27位、教育に対する公的支出のGDP比は43カ国中40位、年金の所得代替率は50カ国中41位、障害者への公的支出のGDP費は37カ国中32位、失業に対する公的支出のGDP比は34カ国中31位(いずれもOECD)など、これでもかというくらいひどい有様だ。(引用)

 

日本はもはや先進国ではなくそれをはっきりと自覚する事が再生へのスタートとなるという厳しい内容の記事。

 

 

www.newsweekjapan.jp

 

個人的に日本が平成の30年間で失ったもので取り返しのつかない物は夢を失った事だと思っている。

 

バブル崩壊後に生まれた世代は生まれてから死ぬまで日本の経済がゆっくりと死んでゆく中に生きて行かなければならない極めて特殊な状況に置かれた人間といえるでしょう。

 

30年間そうした状況が続くと人間は将来の夢を見る事を止めます。

 

これは生き残るための本能なのかもしれませんが明るい未来を信じる事をやめて現状維持でなんとか生き残ろうとする。

 

最も悲惨なのは動物の本能である種の保存、セックスをして子供を残す事さえ本能を停止して自分だけが生き残るという道を選ぶことだろう。

 

誰でも結婚出来るた昭和はもう戻っては来ないのだ。

 

記事の中では「ではどうすれば良いのか?」という処方箋は明示されてはいない。

 

「まずは日本は先進国であったということさえ幻で後進国なんだと自覚する事から始めろ!」というだけだ。

 

そんな事は誰でも言えるというやや不満の残る記事だが読んでおいて損はないでしょう。笑い