ゲストハウス 55 

55(GoGo)のブログ 55の日常と世界の話題

LA92 ロサンジェルス暴動とアメリカの人種差別問題 

f:id:guesthouse55:20210605185325j:plain


日本では Black Lives Matterなどの黒人差別に対する運動などを見ていて少し理解できない部分がある。

暴動や略奪や放火などな過激な報道を見ていると何故そうなるのか理解に苦しむ事が多い。

謎が深いのでいろいろと関連映像を見ていていくつか必見だなと思える映像に出会ったのでここに参考として置いておきたい。

 

その中の一つがナショナルジオグラフィックのフィルム LA92

 

今回の暴動のルーツともいえる1992年 ロドニーキング暴行事件とその発端となった警官の暴行と裁判、その後の暴動について詳細に報道している。

 

 

youtu.be

 

 

まだ自分の中で多くの疑問が残っていてうまく言葉には出来ないのでとりあえずリンクを貼って保存しておく。

 

結構長い映像なのですがお時間があればアメリカの黒人と警察の間にある埋める事の出来ない深い溝に対する理解を深められると思うのでご覧ください。

 

今後も追記してゆくかもしれません。

 

記事をアップしてから数日経過して少し頭を整理してみました。

 

全米で毎日毎日警察に取り押さえられる人の数はおそらく人種を問わず数千人になるのではないでしょうか?

 

もちろん多くの白人も警察に逮捕されているはずです。

 

しかしその白人が首根っこを10分近く膝で押さえつけられて息の根を止められて死亡したと言うニュースはなかなか見つかりません。

 

LA 92を見るまでは「なぜ逮捕されるときに無駄な抵抗をするのか?おとなしく逮捕されていれば殺される事は無いのではないか? 」と言う素朴な疑問を抱いていました。

 

アメリカンフットボールのラインバッカーのような体格の人間に暴れられてしまえばそう簡単に逮捕することができない。

 

なのでうつぶせにして後ろ手に手錠をかけるために押さえ込むのではないか?

 

 YouTubeでよく見かけるスピード違反などをした犯人を取り押さえるときに警官が銃を構えながら運転席にジリジリと近寄るシーンをよく見かけるが警察官にとっても発砲されるリスクがあるのでその辺の恐怖は理解できる。

 

警察官も常に発砲されるかもしれないという恐怖を抱えているのが現実でそれが良く分かるのが次のビデオ。

 

 

youtu.be

 

しかしLA 92を見る限りまったくの無抵抗でも警棒で死ぬほど殴られたりと言う事例があり、おとなしく警察の指示に従えば殺される事は無いと言う考えは甘いのかもしれない。

 

アメリカの奴隷制度という暗黒の歴史を日本人にはなかなか理解できないのだが町山智弘(個人的にはあまり好きではない)の放送を見る限り黒人奴隷の歴史が現在のアメリカ社会にも綿々と流れていることに気ずかされる。

 

youtu.be

 

 

 黒人奴隷の逃亡を取り締まったり警備したりする組織が現在の警察組織の前身であると言う歴史 を知ってからは少し見方が少し変化している。

 

アメリカの警察組織の根底に流れている黒人への差別意識は自らの組織のルーツとも言える黒人への憎悪によってて支えられているのかもしれない。

 

もちろん年月を経て少しずつ変化をしているのは事実だろうが差別されている黒人たちにとっては状況は奴隷制度時代と全く変わっていないと言うのが真実なのかもしれない。

 

個人的に解決策と思えるのはすべての警官を黒人警官もしくは有色人種の警官に入れ替えてしまうと言うアイディアだ。

 

もちろんそんなことはできない事は理解しているが白人警官が黒人に対して暴行を加えると言う構図は存在しなくなる。

 

すべての警官を黒人に変えても今後も取り押さえる際に発泡したりして死亡する例は止む事は無いだろう。

 

しかし黒人対黒人であれば人種差別によると言う構図は少なくとも消えるであろう。

 

ここで別のYouTubeビデオを見てみよう。

 

youtu.be

 

今回は黒人少女同士の争いで16歳の少女がナイフを持って黒人少女におそいかかっていた際に犯人がナイフでまさに突き刺す寸前に警官が発砲して犯人の少女を射殺したと言う例だ。

 

自分がこの警察官であったら果たして発砲できただろうか?

 

もちろん日本の警察官であれば発砲する事はできなかったのでは無いであろうかと言うビデオだ。

 

この例の場合発砲した警察官が白人であってたと言う事はあまり問題になっていない。

 

射殺するのはやりすぎではないか?

 

こうした批判が上がったのだがこの件に関しては暴動が起きたり略奪が起きたり近所の商店が放火されたりと言う事は起きていない。

 

16歳の少女を射殺した警官は ビデオを見る限り白人のようだが世間からも正当な発砲であったと判断されたようだ。

 

もちろん射殺された少女の家族は怒りに震えたことであろう。

 

 

しかしナイフで刺し殺される寸前であった少女の親にとっては警察官の判断に感謝こそすれ非難する事は無いであろう。

 

話を元に戻すとすべての警官を黒人に切り替えてしまえば人種差別による警察官の行き過ぎた発砲は正当であったかなかったかのか?ここに帰結していくであろう。

 

あなたが警察官であれば犯人を撃ちましたか?

 

それともナイフでなんども刺される少女を呆然と見つめていましたか?

 

ここまで書いてきたけれどやっぱり頭の中がうまく整理できていない… .

 

もう少し時間をおいて追記したいと思う。