5公5民??
画像はニューズウイーク日本版より(記事は下にあります)
今日Twitterを見ていたら上に貼り付けたグラフが目に入った。
若い世帯の家賃が年収のどのくらいの割合になるかと言うグラフである。
最も高いのが京都府53% 2位東京都45% 3位が石川県43%富山県40%と続いている。
京都の年貢の高さは異常です!! 笑い
自分が稼いだお金の半分近くを住むための家の家賃に払うと言うことがどんなことなのかは家を借りて住んだことがある人ならすぐにわかるでしよう。
稼いだお金の半分を家賃に払ってしまえば生活を楽しむゆとりのある暮らしなどはできるはずはありません。
何から何まで切り詰めて暮らすと言う生活になってしまいます。
この図を見たときに55の頭の中に5公5民と言う言葉が浮かびました。
5公5民とは江戸時代の年貢の取り立ての率を表現した言葉です。
お米を収穫して収穫量の50%を領主が取り残りの50%が農民の手元に残った場合を5公5民と言います。
40% 60%であれば4公6民と言う具合です。
55は日本の現状は5公5民をとっくに超えているんじゃないだろうかと考えています。
働いたお金の半分もしくは半分以上を税金として,また税金のようにどうしても払わなければならない類の支払い(地方で暮らす人の車関連の費用など)として使って、そのわずかな残りで暮らしていると言うことです。
6割近い税務負担はスウェーデンなどが代表的な例ですが収入の半分以上を収める。それには社会的な保証が伴うことが大前提となります。
いくら高い税金を払っても万が一の時には完全な補償と保護を政府から受けられるというのが大前提です。
日本はそうした保証が十分でないにもかかわらず税金だけとは言いませんが生活するにはどうしても払わなければならないお税金を含めた必要最小限のお金が収入の50%以上に上っていると言う実感があります。
極端にいうと7割近いんじゃないでしょうか?
日本では持ち家と借家の比率は3対2
20代では90%が借家だというデータがあります。
20代ですと月収が20万にも満たないという事を考えると東京であれば45%=9万円という今回の指摘もおおよそ合っているといえます。
家を借りて住んでいる人たちにとって家賃と言うのは税金に近いものではないでしょうか?
払わなければホームレスになってしまうわけですからね。
一生懸命働いてもその4割も5割も住むための家賃として払ってしまえばゆとりのある暮らしはできません。
当然こうしたことも少子化の1つの要因と言えるでしょう。
1枚のグラフですけれども私たちに多くのことを問いかけているような気がします。