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地球温暖化の謎 「二酸化炭素が増えるのは良い事!」

 

 

https://images.unsplash.com/photo-1589979812000-4eab44f02c30?ixid=MnwxMjA3fDB8MHxwaG90by1wYWdlfHx8fGVufDB8fHx8&ixlib=rb-1.2.1&auto=format&fit=crop&w=695&q=80

 

ここ数年の気候の粗っぽさは確かに異常だがその犯人は二酸化炭素なのかと言われると私はグレタちゃんのように声を張り上げて叫ぶことが出来ない。

 

二酸化炭素が増えるのは良い事!」という謎タイトルはこの記事の最後まで読んでもらえば分かります。

 

もちろん二酸化炭素温室効果を生んで地球の平均気温が上がっているというのは元・日本人科学者がノーベル賞を受賞した研究論文からも事実なのだろう。

 

しかし、二酸化炭素の排出量をビジネスとして売り買いする排出権取引というものまで現れるとそれはどうなの?っとあれこれ考えると熱が出て来そうで脳内温暖化です。

 

一つの例として薪ストーブは燃やせばもちろん二酸化炭素が発生するがその燃料の樹木が成長する過程で二酸化炭素を大量に吸収しているから差し引きゼロで温暖化の原因とはなりえないという話をよく聞きます。

 

薪ストーブの炎や焚火は太古からDNAに刻み込まれた記憶がよみがえるのかとても心の奥底から癒されますが本当に環境に優しいのでしょうか?

 

薪ストーブ屋さんの見解 ↓ (青文字は記事からの引用)

 

薪は木を伐採して作られます。そして木は十分な大きさになるまで空気中の二酸化炭素を吸収して育ちます。吸収した二酸化炭素は、燃やした時に再び空気中に排出されますが、さらにその二酸化炭素を吸って木が育つというサイクルができあがっており、結果的に地球上の二酸化炭素の量は変わることはありません(カーボンニュートラル)。また、木は伐ってもまた芽吹いて、半永久的に再生を繰り返すことができる、とても貴重な資源です。

 

woodengineer.jp

 

「薪はカーボンニュートラルだから温暖化の原因では無い」というのですが極端な例で考えてみましょう。

 

全人類が薪ストーブ以外使用禁止となってすべての家庭が薪ストーブを使用したら都会などでは排出される煙でとんでもないことになるのではないでしょうか?

 

実際にパリなどのマンションの暖炉は昔は使われていて古いマンションにも集合煙突もありますが現在は一切使用禁止となっています。

 

55の近所に薪ストーブに全人生をかけて365日薪集めに奔走し10年分の薪は庭で自然乾燥させて秋の終わりから春先まで24時間ノンストップで薪ストーブで暖房している男が居ます。

 

その家の近所では何が起こっていると思いますか?

 

薪ストーブの煙の臭いが付くので周囲の家は冬の間は洗濯物を外に干せないという事が実際に起きています。

 

地球上のすべての家がそれをしたらいったいどんな事が起きるか考えるだけで恐ろしくなります。

 

化石燃料を燃やすと温暖化するから今年から暖房は全て薪にしよう!っとなったら排出される煙の層が太陽光線を遮って冬はさらに寒さが厳しくなるかもしれません。

 

寒くなるで思い出しましたが17世紀にはイギリスのテムズ川が完全に氷結していた時代があったという話を読んだことがあります。

 

人類の産業や人々の生活が地球環境に影響を与えて温暖化するというのであれば何故に17世紀の約100年にも及ぶ長い期間に渡って地球は寒冷化したのでしょうか?

 

これについても考えると答えが見つからなくて頭から湯気が出そうです。

 

グレタちゃんならきっと答えを出してくれそうですが55の頭ではどうしても答えが見つかりません。

 

下の記事はそのテムズ川の凍結は「小さな氷河期だったんじゃね?」という記事↓

 

natgeo.nikkeibp.co.jp

 

この投稿を書くきっかけとなったのは下のリンクを貼ってある記事を今日読んだからなんですがいくつかの素朴な疑問に55のような素人ではなくイエール大学の専門家教授が答えてくれているので暇な方は全文読んで見てください。

 

そんな暇じゃねぇ~よという人は記事の気になる点を青文字で抜粋しときますので1分程度時間を使ってみてください。

 

↓ ↓ベイリー弘恵さんと唐戸俊一郎イエール大学教授との会話記事 ↓

https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/bailey/2021/10/post-17.php

 

【プロフィール】
からとしゅんいちろう
1949年、福岡生まれ。1977年東京大学博士号過程修了、理学博士。専門は、地球惑星内部物理学。77年から89年まで、東京大学海洋研究所の助手。81年から3年間オーストラリア国立大学研究員、89年から2001年までミネソタ大学の準教授、教授を歴任。2001年からイエール大学教授として、研究を続けている。99年、日本学士院賞、95年フンボルト賞(ドイツ)、06年ベニング・マイネス賞(オランダ)、14年、ラヴ・メダル(ヨーロッパ地球科学会)、16年、レーマンメダル(アメリカ地球物理学会)を受賞、20年、アメリカ芸術科学アカデミー会員へ選出。

 

記事要約

唐戸教授に取材をさせていただいたことがあるのだが、地球の水に関しては、世界で一番知っている研究者であり、20年以上もの間、水の研究を続けられ。地球の内部には、実際に見えている海の水量よりもずっと多くの水があることをつきとめている。

 

「氷が溶けて海水量が増加し、陸地の一部が水没する現象は過去にも何度か起こっています。もっとも最近の氷河期が終わったあとの数千年間に海面は平均で100メートル以上も上昇しました。日本で縄文海進(じょうもんかいしん)※1と呼ばれているものはその一つです。

 

地球の温度が変化し、氷河が溶けたり、成長したりするのは地球軌道の変化や太陽の活動度の変化という自然現象が元になっておこることで、その原因もある程度わかっています。

 

1860年ごろから気温はゆっくりと上昇を続けています。これは工業化のずっと前で、人間活動で生み出された二酸化炭素が原因ではありません。自然現象が原因で気温が変化し、その結果として海面の上昇(や下降)はよくあることで何も慌てることはないと思います。

 

二酸化炭素が増えればその温室効果への影響が変化し、気温が上がることが考えられます。このことは今年ノーベル賞を受賞された真鍋さんが最初に指摘しました。しかし、二酸化炭素の量の変化と気候との関係、とくに人間の活動が気候にどれほどの影響を与えているかについては不明の部分が多くあります。いろいろのフィードバックがあり、その詳細がよくわかっていない

 

(何かの原因で)気温が上がると、大気中の二酸化炭素の量がふえます。それは、気温が上がれば水への二酸化炭素の溶解度が現象し、海水から二酸化炭素が大気に加わる

 

数百年から数千年の時間での記録をみると、気温が先に上がり、少し遅れて二酸化炭素の量が増えていることがわかります。ですから、この場合は二酸化炭素の量が増えることが気温の上昇の原因ではなく、気温の上昇が二酸化炭素の量の増加の原因

 

気温の変化の原因は、二酸化炭素の量ではなく地球の軌道の変化や太陽の活動度など他の自然現象の変化による

 

二酸化炭素が増えることはいいことで、実際に緑は増えてきています。サハラ砂漠も緑に覆われるのでは?といわれてます

 

個人的にはかなり多くの点で疑問が晴れましたがグレタちゃんがこの記事を読んだらいったいどんな反応をするんでしょうね。

 

二酸化炭素が増える事は良い事!

 

こんな事思っていても口に出したら命がいくつあっても足りないご時世ですが唐戸俊一郎先生にはあと20年ほど長生きしてもらいたいものです。