米中貿易戦争の最終兵器を中国は使うのか?? CNN
アメリカと中国の貿易戦争が激しさを増しています。
使われている兵器としては主に【25%関税】ですが中国は思うように反撃できていないようです。
数日前に中国が使った武器が為替介入で自国の通貨を極端変動させる方法で関税の痛みを和らげようとしました。
この通貨介入に対してアメリカが激怒してさらに戦闘が激しさを増すという泥沼状況です。(イマココ)
通常兵器の最高峰はもちろん核兵器ですがこのご時世で両大国が核兵器を使う訳にはいかないですね。
経済戦争で核兵器に例えられるのが中国が保有する1.1兆ドルを越えるアメリカの国債です。
1100兆円という途方も無い米国国債を中国が持っているのは他のものより金利が高いので仕方なく貿易で稼いだ金を敵国の国債で積み上げているという皮肉な状況です。
その中国が抱えてている膨大な米国国債を大量に売却するというのが最終兵器だと言われています。
CNNがこの問題について記事をあげています。
中国が米国債券を売れば国際市場が暴落し金利が暴騰してアメリカは大きな経済的打撃を受けるでしょう。
しかし同時に中国が自分で抱えているアメリカ国債の価値を毀損してしまうと言う悩ましい問題もありこの最終兵器は今のところ使われていません。
しかし実際にはちょっとずつ中国は米国国債を売っているようでここ数ヶ月で中国の米国国債保有残高は減少してます。
中国がまとめて米国国債を売れば国際市場は暴落してクラッシュする可能性があるのでジワジワと売って現金化しているという事です。
中国が米国国債を売って何を買っているのかと言うとそれはゴールドです。
このところ金の価格はじわりじわりと上がり続けていますがその原因の1つが中国の米国債売却資金での金購入ではないでしょうか?
有事の際の金と言うことです。
ゆつくりと値を崩さないように国債を売って金を買えば中国は米国債の保有率を下げることができます。
しかしこれでは金の価格を上げることによってアメリカの金の備蓄の価値も上がってしまうと言うことで攻撃としてはあまり効率が良くありません。
そうかといってドカンとまとめて米国国債を売れば大暴落を引き起こしてしまい大量にかき集めた米国国債が紙屑になってしまうリスクも中国は背負っています。
最大の問題はいくら中国が米国国債を売却しても【アメリカがドルを刷って買い支えてしまうのではないか?】という恐れもあつて米国国債大量売却という最終兵器はお飾りにしかなっていないません。
通常核兵器と同じように米国国債を売却すると言う最終兵器も脅しには使えても実際に使うのは難しいと言うことなのでしょう。
金価格の話が出てきましたが日本においては金の最高値は1980年にマークされています。
1980年1月につけた6,495円は、現在も金の取引国内の史上最高値です。
長いスパンの金の価格のチャートを見るとあーあの時買っておけばなぁと毎度思うんですよね。
タラレバです!笑い
イスラエルの人たちが金を買って家の壁などの内側に塗り込めて資産価値を保存したと言う話を思い出します。
米国と中国との経済戦争が長引けば日本の金価格も史上最高値を更新する可能性さえあるのではないでしょうか?
個人的には金の延べ棒は持っていませんのでビットコインの大暴騰にかすかな夢を抱いている55です。
日本と韓国の間の経済戦争も長引く事がよそうされますので金価格はさらに上昇圧力がかかりそうですね。(個人的見解ですのでご注意)