バンクシー本人が現れた?? CNN
2年に1度開かれるイタリアのベネチアビエンナーレにバンクシーがゲリラ出展。
ビエンナーレとはイタリア語で「2年に1度」と言う文字通り2年周期の展覧会を意味しています。
100年以上の歴史を持つビエンナーレは世界中から美術作家を招待して開催される世界最大規模の展覧会です。
バンクシーは「世界一の規模と名声を誇るアートイベントなのに俺が呼ばれた事がない」と自らのサイトで皮肉を込めてコメントしています。
まあ「招待したら来るのかよ!バンクシー!」という主催者の嘆きも聞こえそうですよね。笑い
会場のそばの道路脇にに9枚の絵を無届けで展示して大型クルーズ船に占拠された水路を描いて商業主義に走るビエンナーレを皮肉っています。
9前の絵のそばには帽子を目深に被り新聞を広げている露天商がいるのですがそれがバンクシー本人 だと思われています。
このゲリラパフォーマンスはしばらくして地元の警察官が現れて「許可なしに露店を開くことはできない」と英語で告げられバンクシーらしき人物はしぶしぶ店をたたみ道具一式を手で押しながら移動したそうです。
、、、っという事は警察官はバンクシー本人と話をしたという事になります!
もしもですがこの時に警察がこの露天商を逮捕して居れば顔写真も指紋も採られるわけですからバンクシー本人であれば相当なギャンブルですよね。
画面いっぱいに大きなクルーズ船を描くことで商業主義に走るビエンナーレを皮肉るとともに観光客で溢れかえるベネチアのオーバーツーリズムをも痛烈に批判しています。
バンクシーのこうした風刺の姿勢は画家としてはもちろんですがジャーナリストまたはパフォーマーとしての才能を感じないわけにはいきません。
しばらくおとなしいなぁと思っていたのですがやっぱりやってくれました!さすがバンクシーです。
ベネチア・ビエンナーレは5月11日から11月24日まで開催されています。