タイニーハウスの不都合な真実 BBC
タイニーハウスムーブメントは過度に大きな家を持つことへのカウンターカルチャーとして脚光を浴びました。
「こんなにでかい家は要らないんじゃないの?無駄に金がかかるし、、、」
そんな感覚で家を持っている人があえて小さな家を建てて住むというライフスタイルを提唱して始まったのですが最近は少し様子が変わって来ているようです。
ミレニアム世代が家を持つことすらできないのでまずは小さな家から始めてやがて出来れば大きな家に住もう!という全く逆の流れが起き始めているようです。
「仕方ないからちっこい家でしばらく我慢して行こう!」
これは初期のタイニーハウスムーブメントの考えとは全く逆の考え方です。
攻撃的な選択から受け身の選択という変化です、、、
トレーラーの上に小さな小屋を建てて移動できるタイプのタイニーハウスなどは政府などの規制や税制から選択的に逃れるて自由を選ぶという攻撃的な選択であったと思うのですがやはり地に足が着いていない不安だという声も聞こえてくるようです。
トレーラーハウス型のタイニーハウスに住む人の多くが入りきらない家財を別場所に倉庫を借りて保管しているという例も多いようです。
持てる人が敢えて持っているものを捨てて選ぶ自由と持たざる者が仕方なく選ぶ小さな家の不自由な暮らしではやはり大きな違いが出てくるでしょう。
こうして待たざる者が仕方なく小さな家を建てて暮らすような地域は下手をすると貧民街というくくりになってスラム化する恐れもあるでしょう。
とうぜん普通のライフスタイルの人々は「タイニーハウスな人々には近所に住んでほしくない!」となる恐れも強いでしょう。
日本ではタイニーハウスを通り越して家を持たない暮らしへと一気に移行しそうですよね。
ひと月5万円程度で全国のホステルを泊まり放題なんていうプランが出て来ていますので水道光熱通信費込々で5万なら家なんて不要じゃないの??っていう人が一気に増えるかもしれません。
タイニーハウスムーブメントが一過性の流行で終わって欲しくないと切に願っている55です、、、
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