ゲストハウス一泊400円と麻雀放浪記。
ツイッターに時折ゲストハウスの告知で「今夜帰れない人1泊400円!」というのが流れて来る。
この一泊400円というつぶやきを見ると思いだすのが映画「麻雀放浪記」の中のワンシーン。
戦後の闇市の混乱を描いた映画で好きな邦画の一本です。
この映画のワンシーンで当時の木賃宿が映るシーンがある。(上のビデオ内では映っていません)
うすら汚くジメジメした長屋に雑魚寝で雨がしのげるというだけの宿なんですが壁に一泊料金が300円と貼ってあるんですよね。
映画の時代設定は戦後の闇市ですからざっと60~70年前という設定ですが2018年現在でも400円で泊れるゲストハウスが日本に存在する事は驚きです。
もう一つ300円という金額でパッと頭にひらめくのは牛丼です。
吉野家の牛丼並は創業開始1958年、60年前当時で一杯250円。
そして長い290円時代が続いた後現在は380円。
60年で130円ポッキリ値上がりしました。
日本でゲストハウス1泊の最安値がちょうど牛丼1杯とほぼほぼ一緒なんですよね。
これを喜ぶべきか驚くべきか悲しむべきかは人それぞれでしょう。
日本は平成に入ってほとんど30年物価的には下げに下げて来ました。
平成という時代はほとんど何も得る事が出来ないでほとんどすべてにおいて失ってしまった30年だったと言えるのかもしれません。
牛丼が1000円に成る日を55はたぶん見る事は出来ないでしょう。
出来れば宿泊代が300円とかいう時代には戻って欲しくないと願っています、、、笑い