ゲストハウス 55  泣き笑い

ゲストハウスを経営してる55(GoGo)のブログ 宿屋の日常と世界の話題

ありえないトラブル編 その1「シャワー出しっぱなし事件」

Black Shower Head Switched on

 

外国人観光客の宿泊を受け入れることで毎日のように様々な事件(笑い)が発生します。

ど素人55も突然宿を切り盛りするようになって「なんでこんなことが起こるの?」て言うような場面に遭遇してきましたのでいくつかシリーズで紹介していきます。

 

何もない日はほとんどないと言ってもいい位ですからね、、、笑い

 

数年すればなれますけど、、、

 

「シャワー出しっぱなし事件」

 

夜中に寝ているとボイラーがボォ~っと稼働してその音が55の寝ている事務所に聞こえてきます。

ボイラー内部の湯の温度が下がると定期的にボイラーが自動点火自動消火を繰り返すという仕組みだからです。

通常だと 15秒間もするとボイラーは静かになるので通常は特に気にすることは有りません。

しかしその日は30分たっても40分経ってもボイラーのボォ~音が鳴り止まない。

シャワーは23時までと館内に掲示もしてあるのですが当然それを破る人もいますので仕方がないなぁ~と諦める事になります。

きつく言い聞かせても効果がないので宿業をやってしばらくするとまあ悟りの境地に達して多くの事を許すんですよね。笑い

 

その日は深夜を過ぎて布団でうとうとしているとボイラーの音が鳴りやまずにあんまり長い時間シャワーを使っているようなので「ひょっとすると浴室内で気絶?」かと大慌てでシャワー室まで見に行ってみました。

すると… . 

するとですよ!!

 

浴室の電気がつけっぱなしで誰もいません。

混合水栓のカランからお湯がジャージャーと流れ続けていたんですね。

 

「ファァ?」

 

どのくらいお湯を無駄にしていたんだろうと本当に悲しくなり怒りも込み上げて来ました。

 

さてこれの原因は何でしょう??

 

シャワー出しっぱなしに関しては年に1~2度と言うそんなに頻繁に起こる事件では無いんですが最初の頃はそれがなぜ起きるのか 55には全く理解が出来ませんでした。

 

「嫌がらせなのかなぁ?」

 

そんなふうに考えたこともありました。

何度かそういう湯の出しっぱなし事故を経験してやっと答えがわかりました。

 

日本人が日ごろ目にしているシャワーとカランのサーモスタット付混合水栓は世界的な標準ではないと言う事なんですね。

 

海外旅行等に出かけると「これは?どうやってお湯を出すのかな?」っていうシャワー水栓に出会ってしばらく悩むことって有りませんか?

初めての宿でシャワーを使った時に嫌がらせでは無く単なる操作の間違いが起きるんですね。

シャワーとカランの切り替え操作のミスによって起きると言うことが数年してからですけどわかったわけです。

シャワーを使っていて壁掛けのシャワーノズルからお湯が流れていますよね、そしてそのまま少しかがんで切り替えのノブを回して水を止めるわけですけれども。

その切り替え操作が行き過ぎると下のカランから湯が流れるのですが立ってシャワーのノズルを見ているとシャワーのノズルのお湯は止まるわけで、そこでお客様はお湯が止まったと思いシャワー室から出るわけです。

 

そこで疑問が、、、

 

なぜお湯が下のカランから盛大に出続けていることに気がつかないのか?

 

何故に下のバルブからお湯がジャージャー流れているとは思いもしないのでしょう。

その答えは55の想像ですけど多分こういうことになると思います。

 

日本人ですとシャワー室から出る場合はシャワー室の中で一通り水滴を拭ってから更衣室に出る人が多いのですがそうであればシャワー室内に響き渡るお湯の流れる音に当然気がつきますのでお湯を止めるんですよね。

 

しかし… .

 

外国のお客様の多くがずぶ濡れのまま更衣室に出ます。シャワーを浴びていてシャワーのノズルからのお湯が止まって<自分はお湯を止めたと思い込む>そして振り返りもせずシャワー室から出るわけです。

 

お客様によっては浴室と更衣室の間にあるドアを閉めないままシャワーを浴びるという人も多いようでそのまま体の水を全くぬぐわずに更衣室に出るという事です。

 

髪の毛もずぶ濡れのまま出ますので更衣室はバケツで水を撒いたような状態になります。

これはどこのゲストハウスでも頭の痛い問題で誰かがシャワーを使ったらすぐに床のマットを点検して濡れていたらすぐに交換するとい事になります。

 

浴室の中でタオルで全身の水滴をぬぐっていればジャージャーと流れ続けるお湯の音に気がつくのですが本人は止めたと思って更衣室にそのまま出て行くのでお湯の止め忘れが発生すると言うわけです。

 

これを防ぐにはサーモスタット付混合水栓を外すしかないと言うことで55 は水道屋さんに頼んでクラッシックなサーモスタット機能が付いていない混合水栓に切り替えました。

 

これにすれば構造がシンプルな世界標準ですから大体の国の人が使ったことがありお湯の出しっぱなしはなくなります。

 

手動で水とお湯を出して手で温度を測りながらシャワーを浴びるという方法です。

 

このシンプルな構造ならばお湯だけ止めて水が出っぱなしとか水だけ止めてお湯が出っぱなしという事は確実に防げるのです。

 

しかしこのシンプルな混合水栓には決定的な弱点があるんですよね。

 

 

「温度の調節が微妙でとても難しい」と言うレビューをたくさん受ける事になってしまいました。

 

そんなマイナスコメントに55は耐えきれずに再びサーモスタット付きの混合水栓にもどしたのですが従来使ってた物よりよりシンプルなものをホームセンターで実際に現物に触りながら見比べて選びました。

シャワーと下のカランの切り替えがわかりやすい混合水栓というのが最も重要です。

 

これに切り替えてからは今のところお湯のダシッパ事件は防げているようです。

 

しかし必ずまた起きるんですよねいつか、、、笑い

 

もう一点は日本人には何の違和感もないシャワーのホースの長さです。

 

特にオランダ人男性は身長が2メートル10センチを超えるような人が居ますので日本の浴室のシャワーのホースの長さだと全然足りません。

無理にホースを頭の上までひつぱり持ち上げると根元からホースが折れてしまい混合水栓の温度調節がうまくいかないと言うことが発生します。

 

ホースの根元から折れ曲がるって想像出来ますか???

 

これが起こるとサーモスタットが付いていてもホースが根元から折れることによって水流が微妙に変わって温度調節がうまくいかないんですね。

 

日本では長いホースがあまり売っていませんので探すのは苦労しますがホースは長くないとだめです。

 

日本人の感覚では理解ができないことって多いんですよね。

 

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シャワーホースを床にオキッパで出るのもどうにも防げません、、、笑い

 

日本の家電とか住宅機器の操作って世界の潮流からは隔絶してガラパゴス的進化しているので外国人の方が戸惑い時にはミスを犯す事にもなるという事例が山ほどあります。

 

まだまだもっと驚くことがシャワー室では起きていますが今日はこの辺で…笑い